皆さんがよく目にする不動産の広告は何でしょうか?
昔に比べれば数は減ったものの、第一に思い浮かぶのは新聞の折り込み広告ではないでしょうか。
最近では、インターネットからの情報収集が容易になり、新聞購読者が減っているようですが、
一度も見たことが無いという方はほとんどいらっしゃらないと思います。
折り込み広告のヒミツ
さてその折り込み広告を作っているのは不動産業者です、
一部の不動産業者でいまだに使われている、集客方法のテクニックをご紹介いたします。
『引き物』(ヒキブツ)・・・・・これも不動産業界で使われる業界用語です。
折り込チラシを見ると、写真・間取り図等が掲載され大きな枠で紹介されている物件と文字のみで
わりと小さな枠で紹介されている物件があるのが分かります。
例えば相場が坪単価100万円の地域で下記のような広告があったとします。

「30坪で2,500万か、えーと坪あたり・・・83万円。これは安い!問い合わせてみよう」となるのを作成している不動産業者は期待しています。 実際に物件を見に行くと下記のような形の土地ということがよくあります。
旗竿地・敷地延長

このような形をした土地を不動産業界では、『旗竿地』『敷地延長』などと呼んでいます。
土地は整形地といって綺麗な正方形が一番高値で取引され、形が悪くなると整形地に比べ安値になります。
理由は路地上の部分には建物が建てられないからです。
また、路地上の部分の幅は2m~4m程度で良くて駐車スペース・物件によっては駐車も出来ない場合があります。
しかし、広告では土地広さの表示はこの路地上部分も含め30坪と表示します。
仮に路地上部分が5坪だとすると有効的に使える部分は25坪ということになります。
坪あたりの単価が安い理由がご理解いただけたのではないでしょうか。
もちろんこの『旗竿地』の形が好きで探している方もいらっしゃいますし、
一概に悪いとはいえませんが、不動産広告では相場より安いと思わせるようなテクニックが使われています。
安い物件には理由がある
基本的に相場より安い物件というのはありません、安いには安い理由が必ずあります。
相場より安い物件であれば不動産業者が自ら購入し、相場の価格で販売いたします。
不動産の広告は、ウソではありませんし違法ではありませんが、安易に問い合わせをして、
個人情報を不動産業者に教えてしまうのは、控えたほうが良いかと思います。
そもそも、折込広告ではお客様のお名前と連絡先を教えてもらうのを、目標としている不動産業者も多いようです。